論文解説
スポーツ科学の論文を、トレーニングコーチの視点で読み解きます。現場でどう使うかまで、根拠と一緒にお届けします。
2026-10-12 · データ分析・AI
スポーツのAI研究は誰のデータ?58研究のレビューで見えた育成年代の空白
AIで選手のパフォーマンスやケガのリスクを予測する研究は増えています。しかし対象選手の76%はプロで、ユースは10%、女性は3%。チームスポーツのAI研究58本を整理した2019年のレビューをもとに、育成年代の指導者がいまできることを解説します。
2026-10-12 · 体力測定
ジャンプで疲労を見るなら「最高値」より「平均値」?CMJの151論文メタ分析
反動つきの垂直跳び(CMJ)で選手の疲労や回復を追いかけるとき、何回か跳んだ中の最高値と平均値、どちらを記録すべきか。151論文・531の効果量をまとめた2017年のメタ分析をもとに、現場での測り方を解説します。
2026-10-12 · VBT・筋力
1RMは限界まで挙げずに推定できる?スマホで測る負荷-速度関係の研究
最大挙上をしなくても、軽めの重量での挙上速度から1RMを推定できるのか。レッグエクステンションの重りの動きをスマートフォンで撮影し、推定1RMと実測1RMを比べた2019年の研究(PLoS One)を解説します。
2026-10-12 · ケガの予防
ノルディックハムストリングで肉離れは半分になる?メタ分析と再分析を読み比べる
「ノルディックを入れるとハムストリングのケガがほぼ半減」とした2019年のメタ分析と、厳密な試験だけで見直すと「まだ結論が出ていない」とした2021年の再分析。2つの論文から、予防トレーニングの根拠の読み方を解説します。
2026-10-12 · スピード・ジャンプ
ジャンプ練習は何週間で効く?若いサッカー選手1,499名のメタ分析
プライオメトリック・ジャンプトレーニングは、若い男子サッカー選手のジャンプとスプリントを伸ばしました。10mスプリントでは「7週間超・合計14回超」の取り組みで改善が大きく出ています。33研究をまとめた2020年のメタ分析を解説します。
2026-10-12 · ジュニア育成
早生まれは選ばれにくい?女子スポーツの相対年齢効果を57研究のメタ分析で解説
同じ学年でも、早い月に生まれた選手ほど選抜されやすい「相対年齢効果」。女子スポーツ57研究・25競技をまとめた2018年のメタ分析では、効果は小さいものの、11〜14歳や競技レベルが高い場面で大きくなっていました。
2026-10-12 · スピード・ジャンプ
反復スプリント練習で何が伸びる?サッカー選手17研究のメタ分析で分かった「伸びるもの・伸びないもの」
グラウンドでの反復スプリントトレーニングは、スプリントや方向転換、高強度ランニングを伸ばす一方、垂直跳びや有酸素能力には有意な効果がありませんでした。サッカー選手のランダム化比較試験17件をまとめた2026年のメタ分析を解説します。
2026-10-12 · ウォームアップ
試合前の静的ストレッチはNG?「60秒」が分かれ目になる理由を論文で解説
「運動前の静的ストレッチはパフォーマンスを下げる」は本当か。1部位60秒以下なら低下は1〜2%、60秒を超えると4.0〜7.5%。筋力・パワーへの急性の影響を整理した2019年のレビュー(Frontiers in Physiology)を解説します。
2026-10-12 · 負荷モニタリング
選手の負荷は何を測ればいい?世界の専門家による負荷モニタリング合意声明
走った距離や挙げた重さ(外的負荷)と、きつさや心拍などの体の反応(内的負荷)。2016年にドーハで開かれた国際会議の合意声明をもとに、負荷モニタリングを「測るだけ」で終わらせないための考え方を解説します。
2026-10-12 · VBT・筋力
スクワットは追い込むほど跳べるのか?速度低下20%と40%を比べた8週間の研究
セットの途中で挙上速度が20%落ちたら止める群と、40%まで続ける群。8週間後、筋力の伸びは同じで、ジャンプはレップ数が約40%少ない20%群のほうが伸びました。速度ベーストレーニング(VBT)の代表的な研究を、現場目線で解説します。
2026-10-12 · 体力測定
Yo-Yoテストの記録、何m伸びたら「本当に伸びた」?248研究の基準値集
サッカーなどの間欠的な競技で使われるYo-Yo間欠性テスト。248研究・9,440名のデータをまとめた2018年のシステマティックレビューから、テストの種類の違い、競技やレベルによる差、意味のある変化の目安を解説します。
2026-10-06 · 負荷モニタリング
ACWRで怪我は予測できるのか?負荷管理の数字を鵜呑みにしないための論文解説
「ACWRが1.5を超えたら危険」という通説は本当か。練習負荷と怪我の研究に潜む落とし穴を整理した2020年の論文をもとに、ACWRの限界と、現場で負荷データをどう読むべきかをトレーニングコーチの視点で解説します。