ATHCON.APP
← 論文解説の一覧へケガの予防

ノルディックハムストリングで肉離れは半分になる?メタ分析と再分析を読み比べる

監修: アスコン スポーツサイエンスチームRead in English

ダッシュの瞬間に太ももの裏が「ピキッ」。ハムストリングの肉離れ対策の定番が、膝立ちから体をゆっくり前に倒していくノルディックハムストリング(NHE)です。「やればケガが半分になる」と聞いたことがあるかもしれません。その根拠になった2019年のメタ分析と、方法を見直した2021年の再分析を読み比べると、**「減る方向ではあるが、確かだとはまだ言えない」**というのが現時点での妥当な読み方です。

この研究は何を調べたか

元の研究(van Dykら、2019年)は、システマティックレビューとメタ分析です。あらゆる競技の選手を対象に、NHEを含む予防プログラムと、通常のトレーニングやNHEを含まないプログラムを比べた15研究・8,459名を集めました。

**再分析(Impellizzeriら、2021年、Journal of Clinical Epidemiology)**は、メタ分析で「どの研究を選ぶか」が結論を左右することを示すために、上の研究を見直したものです。NHEに選手を無作為に割り付けたランダム化比較試験だけを選び直して、計算し直しました。

分かったこと

元の研究(2019年)

再分析(2021年)

現場でどう読むか

ケガを減らして試合に出続けることは、選手がシーズンを通して伸びていくための土台でもあります。だからこそ、根拠の強さを正しく知ったうえで取り入れることが大切です。

アスコンでの活用

アスコンアプリでは、毎朝のコンディション入力で筋肉痛や痛みを記録でき、選手自身の直近14日の平常値と比べて4段階で判定されます。NHEのように筋肉痛が出やすい種目を取り入れるときは、その変化を見ながら回数の増やし方を決められます。

なお、アスコンはケガを予測・診断するものではありません。判定は声をかける選手を見つけるための目安です。

まとめ

この考え方を、毎日のコンディション管理に。

アスコンアプリは、選手ごとの平常値からのズレを自動で判定します。30日間無料・カード登録不要。

30日間無料で始める